PISALの作品
呪われ皇女の復讐は公爵様のために
ロマンス
「ヘルスダンテを殺める者は呪われる」――。 だがヘルスダンテ帝国の第2皇女、カネフェリア・ヘルスダンテにはそんなことどうでもよかった。 ヘルスダンテがいなくなれば彼は幸せになれる。 愛する彼のためなら、呪いも受け入れる…。 彼女は兄のイアンフリードを殺し、この世を去った…はずだった。 ――目を覚ました時、カネフェリアは見慣れたベッドの上にいた。 隣には乳母のエブリン。 カネフェリアは幼少期の姿に戻っていた。 「これが呪いと言うなら喜んで受け入れるわ」 今度こそは愛する彼が不幸な運命を辿らないために、彼女はイアンフリードとの対峙を決意したのだった。